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「芝草管理用語辞典」
眞木芳助著
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世界のコース設計
戦略型ホールが造られた歴史は古いが、人々が語り始めたのは1914年である。マッケンジー博士が設計コンテストで、”パー4の理想的な設計図”で賞をとってからだった。博士は、パー4のグリーンへ5本の攻略ルートを明示した設計図で優勝したのである。
この賞の10年ほど前に、マッケンジー博士はボーア戦争に軍医として参加した。その戦争で(ボーア族による)カモフラージュを学び、それをコース設計に採用したのである。
バンカー、マウンド、ブッシュ、スウェールなどを使い、錯覚を起こさせ、攻略ルートを隠すのも博士の手法だった。それだけに、コースには誘いがあり、驚きがあり、感激もある。マッケンジーのコースには常に新しい発見があり、挑戦したくなる誘いがあるのはこのためである。
ゴルフのプレイヤーは攻略側、設計者は守備という立場を考えると、図面だけのものではなく、設計者の頭の中では、プレイヤーの打つボールがダイナミックに動いているのである。
St.Andrews−The Old Course
14番ホール パー5 567ヤード
ティーの右側には境界線の低い石垣が続く。これがOBラインである。フェアウエイはエリジアン・フィールドとよばれ、アラン・ロバートソン時代に拡張されたといわれている。オールド・コースでは珍しく平坦なフェアウエイであるのもこのためだ・風の吹く方向と強さで攻略ルートを変えなければならない。球聖ボビー・ジョーンズは、このホールの攻めかたを数年間考え、プレイした末に、4本の攻略ルートを発見したと書いている。それを推定する楽しさもある。
グリーン手前100ヤードほどのところに大きなヘル・バンカーがある。2メートル近い深さがあり、ゴルファーを威圧する。このバンカーの50ヤード左は低くなった5番フェアウエイがあるが、そこから旗を狙う可能性もないではない。
グリーンは複雑だから、どの部分にオンさせるかが、大切なポイントなるホールである。
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