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月刊ゴルフマネジメント Architect's Corner  2004 Feb. 協力:一季出版(株)
プレーヤーはゴルフ場に何を求めているか
佐藤毅

華々しさは夢物語でしかなかったのかと思わせるまでに落ち込んだ今のゴルフ界だが、この厳しい状況にありながらゴルフコースには更なる改革の必要性が求められているということも、否定できない事実である。ひところのゴルフ事情から一変して現在のゴルフ場が、ゴルファーの求めるコースに変貌してきたことは大きな変化の現われである。こうしたゴルファーのニーズに応えることも、ゴルフ場経営にとっての果たすべき役割と考えるからである。
 
一時期と違い今日では、プレー予約に時間を要することも無くなり、加えてプレーフィの値下がりから、女性をはじめ若者たちのゴルフに対するニーズの高まりが見られるようになってきた。しかしながら、こうしたニーズの高まりの背景に低料金化が影響していることは間違いないが、逆に言えばプレーヤーの殆どは、ポケットマネーによって許される範囲でしかゴルフを楽しめないという現実も少なからずある。現代ゴルファーが何を求めているかの原点にたって、ゴルフコースのあり方を見直すことも改革のひとつと言えるのでは無いだろうか。
 
安く、楽しくがプレーヤーのニーズならば、それに応えるのがゴルフ場の経営姿勢であることは言うまでもない。そしてゴルファーの多くは料金だけでなく、プレーの満足感が得られるコースを望んでいる。その意味で、プレーヤーの期待に応え満足を得られるゴルフコースとは何かを、ゴルフ場経営者ははっきり示さなければならない。ゴルフ活性を図るうえからも、ゴルフコースのあり方についても大いに学ぶべきだろう。
 
私達、設計者協会会員は、将来のゴルフコースはどうあるべきか、ゴルフ場経営の健全化を図るには何を考えるべきなのかの視点にたって、ゴルフ界発展の為に意義ある提言をし、努力することが私達に与えられた責務であり、果たすべき役割と考えている。
 
新しいゴルフコースのあり方を学ぶ
厳しいゴルフ場の経営環境にあって、入場者増を狙った営業戦略にも大きな期待が掛けられている。我国のゴルフ産業史の中で、予想すらできなかったゴルフ不況の嵐が、今吹き荒れているという現実に恐怖感を抱かずにはおれない。
 
国内では、過剰といわれるゴルフコースが全国に誕生したことによるスパイラル現象が、今日のゴルフコースの姿を作り出した要因との見方も少なくないが、何よりもゴルフコースの活性化が当面の課題であり、ゴルフ不況からの脱却が至上命令である。冷えすぎたゴルフ界が元気を取り戻すためにも、ゴルフ場経営に対する奮闘を大いに期待するところである。
 
ゴルフ大国といわれるアメリカでも、現在の日本のようなゴルフ不況を経験した時代があったようだ。そうした状況を脱出できたのは、ゴルフゲームの難しさを緩和することに努めたことで、それがゴルフの大衆化につながったとされる。難しいと言われるゴルフコースではバンカーを無くすなど、ハザードといわれるものを極力減らす配慮がされ、その結果女性やジュニアなどの新しいゴルファー層の開拓に大いに役立ったという。アメリカに於けるゴルフ産業の成功は、こうしたことが土台になって誕生していることも、歴史の教訓として私たちが大いに学ぶべきことのひとつであると思われる。
 
国内にも、プレーが難しいとされるゴルフコースが少なからず存在している。ゴルフとは所詮、遊びのスポーツであり、楽しむことへの拘りも必要である。喜びを与えられるコース創りも必要となるはずだ。そうした施設を求めて集まるのが、ゴルフを愛するプレーヤーである。ゴルフ界の活性化を図るうえからも、新しい時代に向けたゴルフコースのあり方が、見直される時代になったような気がしてならない。
 
ゴルフプレーの難しさがゴルファーを減らす要因
ゴルフは大衆スポーツとしての確立を目指して今日に至ったが、この数年、ゴルファーの減少が続いていることに関係者の一人として苛立ちを禁じ得ない。国民のスポーツに対する意識調査でも、ゴルフは生涯スポーツとして大いに活用したいとのアンケート結果があるにも拘らず、利用度が少なすぎるところに大きな問題がある。熱しやすく冷めやすいという国民性や、景気低迷も大きな原因であろうが、それだけで解決できる問題ではない。
 
一つにはゴルフの難しさがある。ゴルフには興味があるものの、プレーが難しすぎるため魅力を感じないという意見のゴルファーがいることも確かである。スコアメイクが出来ないことによる苛立ちが、ゴルフへの興味を削いでしまうという事実に大きな問題が隠されている。年間、数回のプレーチャンスしかないゴルファーにとって、好スコアでのラウンドは許されないというのがゴルフの難しさだが、コース側にもこの難しい条件を作り出している責任の一端があることを理解する必要があるだろう。
 
ゴルファーは、自分達の遊びを求めて来場するわけだから、彼らの求める施設を提供するのがゴルフ場の務めである。この遊びの場所が、大切なゲストを苦しませてしまうなら、プレーヤーから見放されることは間違い無いだろう。
 
今、私達が期待するゴルフコースの理想像と言えば、万人がゴルフに親しみゴルフに興味を持てるゴルフコースである。それには、ゴルフプレーは決して難しく無いと言われるコースが多く誕生してくれることである。そうあるべきことを提言したい。
 
ゴルフコース戦略が意味するものは何か
ホールの戦略性が高いから名コースであるとか、戦略的難しさがあるから素晴らしいコースであるといわれることを、素直にゴルフ場側は受け止めていいのだろうか。上級ゴルファーの限られた層から見れば、そうした言葉が当てはまるコースではあっても、一般ゴルファーにとってプレーが困難であるとか、難しいホールが多すぎるといわれることが、ゴルフ場は評価の言葉として受け止めるべきなのか。むしろ逆に、改善すべき点を指摘されているとも考えられる。こうした原点を見直すことも、ゴルフ場経営として学ぶべき課題のひとつであると思われる。
 
建設ラッシュ時代に創られたゴルフ場の殆どは、バブル全盛期であったことから、用地買収に高額な投資を余儀なくされた。しかし高額で買収された用地でも、開発規制によって思うように土地利用できなかったのが当時のゴルフ場建設であった。こうした環境下で誕生したのが、新設コースといわれる今日のゴルフ場の姿である。
 
どんなに厳しい地形、狭い計画地であろうとも、ゴルフ場を創り上げなければならないことへの拘りと使命感は、当時誰もが共有していたものである。
 
そうした使命感の中には、ゴルフコースに必要な施設は全て備えなければならないとの観点から、ホール幅が狭すぎるホールであっても、バンカー、池などを一式取り入れることが至上命令であり、それが当たり前との認識であったことは間違い無い。しかし、こうして誕生したゴルフコースに、戦略性があるのかという疑問が生ずるのは当然である。狭さだけが目立つホールや、OBが多すぎてショットに大きなプレッシャーを与えるホールが、果たして戦略的と呼ばれていいのだろうか。
 
単にプレーヤーに難しさしか与えないコースが、戦略的コースだとは思えない。今求められているゴルフコースの真の姿は、プレーヤーが楽しさを求めて参加できるコースであることは間違い無いだろう。そうした要望に応えるのもゴルフ場に与えられた課題と言えるのでは無いだろうか。(続く)
 

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